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「ゲームの中の『物語』 ボードゲームとTRPG」展レポート

2024.04.12

さる2024年4月5日、北海道小樽市にある市立小樽文学館にて開催中の「ゲームの中の『物語』 ボードゲームとTRPG」展を見学してきました!

こちらの展示は2014年に開催された「ボードゲームと文学館」展の流れを汲んだものです。
ボードゲームにはゲーム内容を理解しやすくするため背景に物語が設定されているものが多くあります。
今回はそこに、同じく物語を主題として扱うゲームであるTRPGとその歴史を併せて紹介する、というものになっています。

市立小樽文学館 企画展ページ
http://otarubungakusha.com/exhibition/2024024471

ゲームボードを額に入れて飾ると見栄えがしますね。
物語性を重視しているゲームはコンポーネントも凝っているものが多いです。
物語性といえば今ではもちろんマーダーミステリーも。
こちらは北海道の旅館で作られたお手製(!)すごろくとのこと。
小樽発祥のゲームや、北海道をモチーフにしたゲームも。
合間合間にコミック形式での説明も。看板娘の「おソノさん」です。



そしてTRPGコーナーには、たくさんの有志の協力を得て、古今東西のTRPGが集結! 圧巻です。

中央には豪華なD&Dのプレイ風景。
国産初のRPG「クラッシャージョウ」! 実物を初めて拝見しました。
札幌在住のゲームデザイナー・冴島鋭士さんが手がけたAsuraシステムシリーズ。会場にもいらっしゃりご挨拶させていただきました。
かつてホビージャパンから発行されていたTRPG関連の雑誌類。かなり古いのですが、保存状態のきれいさに驚きです。
お邪魔した際に「サイバーパンクRED」や「指輪物語TRPG」の関連商品を寄贈いたしました。現在は展示もしていただいているとのこと。
クトゥルフものとD&Dの間に「サンディ・ピーターセンの暗黒神話体系 クトゥルフの呼び声TRPG」を配置していただくという粋な計らい。
今回展示されているシステムの発行年と、北海道におけるTRPGイベントの年表。
北海道で初めてTRPGコンベンションが開かれたのが小樽だそうです。
コンベンションスタッフ向けの資料。企画の趣旨から当日の動き方まで詳細に書かれている、非常に貴重なものです。

以上、すべてはご紹介しきれませんでしたが他にもさまざまな展示がありとても見ごたえがあり、北海道のTRPGファンの皆さんの熱意と愛が感じられる素敵な展示となっています。

開催期間は2024年5月19日(日)までです。
また本展示の関連イベントで、4月29日(日)に「たるコン・リバイバル」としてTRPGの体験会やトークイベントを開催されるとのこと。
お近くの方や、期間中に北海道まで行く機会のある方はぜひ覗いてみてはいかがでしょうか?

主催の皆様ならびに小樽文学館様、ありがとうございました!

市立小樽文学館 企画展ページ
http://otarubungakusha.com/exhibition/2024024471

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